朋友クリニック

脳卒中

脳卒中

脳卒中は『脳血管障害』とも呼ばれ、『脳の血管が詰まる脳梗塞』と、『脳の血管が破れる脳出血・クモ膜下出血』に大きく分けられます。

脳卒中は『脳がダメージを受ける病気』なので、症状が現れたらすぐに検査・治療を受ける必要があります。血管が詰まったり破れたりして脳細胞がダメージを受け、さらに周囲に拡がっていくと、症状がどんどん急速に悪化していき、重い後遺症が残ることがあるからです。

2011年の日本人の人口動態調査(厚労省)で、これまで死因第3位だった脳卒中がついに第4位に陥落しました。それでも患者数は約150万人、年間死亡者数は約12万人、毎年約25万人以上が新たに発症していますので、まだまだ怖い病気であるのは事実です。

近年、悪性新生物や心疾患、肺炎の死亡率が右肩上がりに増加しているのと対照的に、脳卒中の死亡率は右肩下がりに減少しています。これは『国民の意識の向上』、『医療機関の啓発活動』、『脳卒中救命率の向上』、『予防医学の発展』が大きく関与しているのではないでしょうか。生活習慣病の早期発見・早期治療とともに、脳の検査(MRI・MRA)を受けられる方々が年々増えてきていますので、潜在的な発症要因(血管狭窄や未破裂脳動脈瘤など)を未病の段階で治療を受けることにより脳卒中の発症を抑制し、集中治療などの高額な医療費の軽減にもつながっていくのではないでしょうか。

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